FC2ブログ
スポンサーサイト

--.--.--(--)

-スポンサー広告- Comment-Trackback-
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Game 13

2013.08.09(Fri)

-my games- Comment(0)Trackback(1)
Game 13
Nanjo,R - Sugimoto,K
Japan Open 2012
B01 Scandinavian


今回の棋譜解説は昨年のジャパンオープンのものになります。

1.e4 d5 2.exd5 Qxd5

Game3から1年半経ったこの頃にはScandinavianに対して主流ではないものの気に入ったラインを1つ準備できていました。

3.Nf3!?

メインラインは3.Nc3とすぐにクイーンを追い回しますが、この試合ではクイーンサイドのナイトの展開を遅らせ、cポーンでクイーンを当てる予定です。崩されることなくc4-d4とセンターポーンを2つ並べることができれば、そのスペースアドバンテージを元に中盤を有利に運べるでしょう。
3.Nc3と比べるとマイナーなアプローチですが、ピースでなくポーンを使うという点を踏まえると3.Nf3の戦略的な脅威は3.Nc3を上回っており、黒番でScandinavianを指す方は対策を怠ってはいけないラインだと思います。

3...Bg4 4.Be2 Nc6 5.d4

黒から5...e5とされてd4を完全に抑えこまれてしまっては逆に白が窮屈となるので、ここで白が先にセンターにポーンを置きます。5...Bxf3?! 6.Bxf3 Qxd4? 7.Bxc6+は黒のクイーンが落ちることもポイントです。

5...O-O-O 6.Be3

今度はBg4xf3のスレットに対してクイーン以外の駒でd4を守ることでポーン落ちを防ぎます。黒は展開が早いですが、もたもたしていると白がすぐに追いついてしまうのでここで仕掛けます。

6...e5 7.c4

position13-1

センターを解消されてしまっては白のアドバンテージが一切なくなってしまいます。そのため、白は黒のe7-e5ブレイクに対してd4-d5と突き込さなければなりません。dポーンのサポートをcポーンですることでよりしっかりと守り、クイーンサイドのポーンストームへと移行しやすくします。

7...Qa5+

ここで前日の試合と分岐します。7...Bb4+ 8.Nbd2 Qd6 9.d5 Bxf3 10.Bxf3 Nd4 11.Bxd4 exd4 12.0-0 (Nanjo-Shiomi Japan Open 2012)ではd4のポーンが弱く、それ以外にも単純にポーンの伸ばし合いで白が圧倒的優位に立っていました。

8.Bd2 Bb4 9.d5 Bxf3

黒としてはc6のナイトをd4に置かなければ白のセンターに対する代償が何も得られません。

10.Bxf3 Bxd2+

この局面で最も試合数が多い手は10...Nd4でしたが、ここで黒から外してきます。10...Nd4 11.Nc3と比べて本譜ではビショップ交換を挟んでいるのでa2-a3などがテンポで入らなくなっていますが、同時に白のナイトを展開させてしまっているので一長一短でしょう。

11.Nxd2 Nd4 12.O-O

白はキャスリングをしたことで安心してクイーンサイドのポーンを伸ばしにいけるようになりました。白の主張点としては(いつ消されるかわかりませんが)攻防両方に使えるビショップを所持していること、白のクイーンサイドのポーンが黒のキングサイドのポーンより2手先を進んでいることがあげられます。

12...f5?

白の攻めに対抗すべく黒も相手のキングに向けてポーンを伸ばしますが、見落としで白の攻めをさらに加速させてしまいます。
黒がこの局面で攻め合いに持ち込むのは不利でしかないため、白のポーンを伸ばすというアイデアをどうにかして妨害しなければいけません。12...Qb4!?が白からすると一番嫌な手に見えます。

13.Nb3!

position13-2

クイーンとd4のナイトをフォークにすることで、ただポーンを突いていくよりも早くクイーンサイドを開くことができました。

13...Nxb3

13...Qb6 14.Nxd4 Qxd4 15.Qxd4 exd4はd4のポーンを、13...Nxf3+ 14.Qxf3はf5のポーンを守り切る方法がありません。

14.axb3

aファイルが開いたことによっていきなりルークが攻めに参加します。a7のポーンは黒にとって守りづらく、a7-a6とすると白のbポーンが突撃してくるので悩ましい限りです。

14...Qb6 15.b4!

position13-3

白は攻める上で一切イニシアチブを途切れさせるような真似をしません。
b4のポーンとa7のポーンを交換することで得をするのは白なので、不自然な形でb4のマスを守ってこの手をサポートする必要はないです。

15...e4

ロングダイアゴナルからビショップを追い返すことでキングを守りますが、e2にいるビショップは黒のクイーンの動きを制限する役割を持てます。

16.Be2 Nf6 17.Qb3!

b4のポーンを守ることで、c4-c5がクイーントラップのスレットになります。b3からクイーンは白のクイーンサイドポーンを全て守っており、白のポーンストームを最大限にサポートできる位置にいます。

17...a6

クイーンとa7のポーンを両方とも落とさずに済む方法はあまりありませんが、17...Nd7 18.Rfc1 (18.c5? Nxc5)を挟んでおいてから18...a6としたほうが黒は幸せだったかもしれません。

18.c5 Qa7

黒としては指したくない手でしょうが、クイーンを生かす方法はこれしかありません。

19.Bc4

ビショップを最もアクティブな位置に持って行き、センターを支えます。白は実質クイーンアップのようなものなので、焦ってクイーンサイドのポーンを突くよりも盤全体のドミネーションを狙っていきます。

19...Kd7

クイーンサイドが陥落寸前なことから、またクイーンを再びセンターに回すための道にキングがいて邪魔なことから黒のキングが決死の逃避行を始めますが、あまり長く続きません。

20.Qg3!

position13-4

当たり前のことですが、センターを支配している側の方がクイーンサイドとキングサイドの行き来をしやすいです。
黒のキングサイドはe5、e6、f5、g7などといった弱い地点が数多く存在し、それを守り切るだけの戦力もありません。

20...g6 21.Qe5

今度のスレットは22.Qe6#と22.Qxf6の2つです。

21...Rdf8 22.d6 Qb8 23.Qe6+ 1-0

23...Kd8 24.Qe7+ Kc8 25.Be6+も23...Kc6 24.d7#も受け無しです。
スポンサーサイト
トラックバックURL

http://chesswarehouse.blog.fc2.com/tb.php/18-485aa381

トラックバック
業務用
業務用3 通販商品一覧 at 2014.07.22 11:27
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
▼ プロフィール
▼ 最新記事
▼ 最新コメント
▼ 月別アーカイブ
▼ カテゴリ
▼ 検索フォーム
▼ リンク
▼ QRコード
QR

pagetop ↑

Copyright © 2018 rnanjo all rights reserved.
Powered By FC2 blog. Designed by yucaco.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。